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1F機械式時計

コーナーのご紹介
次は、「機械式時計の誕生と発展のコーナー」。1300年頃北イタリアの修道院では、1日7回のお祈りなど、常に規則正しい生活を送る必要性に迫られ、機械式時計が誕生したといわれている。
最初は、錘を動力にした大きな塔時計がヨーロッパ全土に広がり、皆が共通の時間をシェアするようになる。その後、ぜんまいや振り子、てんぷなどの発明によって、次第により小さく持ち運びができて、より正確な時計へと進化していく。

からくり押打ち懐中時計

展示品音声解説
展示品動画解説
音と動きで時刻を告知
振り子の替わりとなるてんぷが発明されたことで、17世紀末からより小さく持ち運びのできる懐中時計が作られるようになる。こちらの時計は、今から約200年前のフランス王政復古期に作られた「からくり押打ち懐中時計」で、15分単位で音と動きでも時刻を知らせるクオーターリピーター機能が付いている。リュウズを押すと、金細工の精密な装飾で加工された二人の「からくり人形」が動いて、異なる音色に合わせてハンマーでベルを叩き、時刻を伝える。当時としては、最も複雑かつ高価な懐中時計の一つであった。所有者が、自分の権力や趣味性を誇示するステイタスシンボルとして、こういった時計を高名な時計師に一点物で注文していた時代。

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