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自然の力を利用した時計

人類が最初に作った時計は自然の力を利用した時計でした。太陽の動きをそのまま利用した日時計から、一定の速さで変化する物質を活用した水時計や燃焼時計など、当時の人々の工夫が見えてきます。

日時計

日時計
日時計

人類は天体の運行や季節の移り変わりなど、自然のリズムから時の流れを知り、暦を作り、さらに時計を作り出しました。
エジプト人は今から6,000年ほど前に世界で最初の時計・日時計を発明しました。地面に垂直にグノモン(投影棒)を立て、変化する影の長さや角度で一日の移り変わりを見ていたと考えられています。

エジプトの携帯用日時計
エジプトの携帯用日時計

現存する最古の日時計は紀元前15世紀頃に使用されていたエジプトの携帯用日時計です。

オベリスク
オベリスク

広場などにそびえるオベリスクも、影の動きで季節や時刻を知るために使われたと伝えられています。

地面に立てたグノモンの作る影(イメージ)
地面に立てたグノモンの作る影(イメージ)

北半球では、地面に立てたグノモンの作る影は右回りに移動します。時計の針が右回りになったのは日時計が北半球で発達したからだと考えられています。

主な日時計

日時計の種類は豊富で、水平型・垂直型・半球面型・柱型・赤道型(こま型)等があります。

江戸時代の日本の日時計

紙の日時計

紙の日時計
紙の日時計

旅行または船旅など、時の鐘が聞こえない時に手軽に時を知ることができる便利な紙製の日時計。
六月であれば六月の黒い部分、九月であれば九月の黒い部分を垂直にたて、太陽に向け、影の長さで時刻を読み取る。

携帯用日時計

携帯用日時計
携帯用日時計

コンパクトで携帯に便利。
日時計と一緒に装備されている磁石を利用して、日時計部分を北側向け、半球部分に映る影の位置で時刻を読み取る。
江戸時代の携帯用の日時計にはほとんどの物に磁石が付いており、非常に使いやすいものとなっているのが特徴。