常に時代の一歩先を行く

日本時計産業の近代化を進め、「東洋の時計王」と呼ばれたセイコーの創業者、服部金太郎。「常に時代の一歩先を行く」という精神のもと、挑戦と努力を続けたその足跡を紹介します。

創業前夜 そうだ、時計屋になろう

1860年、セイコーの創業者・服部金太郎は江戸京橋采女町で誕生しました。日本が急速に近代化を進める中で、金太郎は将来を見据えて時計商を目指します。

発展期 良品は必ず需要者の愛顧を得る

金太郎は精工舎を設立後、新しい技術習得や工作機械の導入を積極的に進めました。1913年には国産初の腕時計「ローレル」を発売します。

復興期 お客様に迷惑をかけない

1923年、関東大震災によって大きな被害を受けますが、金太郎はすぐさま復興を決意します。翌年には、創業時の原点に立ち返り、初めてのSEIKOを冠した腕時計を発売しました。

晩年 急ぐな、休むな

金太郎は晩年も執務を行いながら、渋沢栄一といった多くの実業家と公私にわたり交友を深めました。また私財を投じて学術奨励の財団法人設立を行うなど社会貢献にも尽力しました。

THE STORY of KINTARO HATTORI

代表的な展示品