最近の時計は、月に数秒しかずれないクオーツ時計なので、以前のように、毎日定期的に時刻合わせをする必要がなくなりました。電波修正の電波時計やGPS時計であれば、さらに便利です。 とはいえ、モーターで動いているこれらの時計は、マグネットなど磁力の影響で一時的に止まったり狂ったりすることがあります。秒針の遅れ進みは、次の手順で時刻を合わせましょう。
1. りゅうずを引いて、秒針を12時の位置で止めます。(ネジロックタイプの時計は、りゅうずを左に回してネジをゆるめてから、引き出します。)
2. りゅうずを回し分針を動かして時刻を合わせます。クオーツ時計の場合は、分針を時刻より5~10分くらい進めてから逆に戻すようにして時刻に合わせると、バックラッシュによる針ずれを防げます。
3. 時報と同時にりゅうずを押し込みます。(ネジロックタイプの時計は、その後、りゅうずを押し付けながら右に止まるところまでねじ込んでください。)
ちなみに、機械式時計の時刻の合わせ方は、クオーツ時計と異なりますので、また別の機会にご説明します。