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1964(昭和39)年

1/5秒計 積算式ストップウオッチ

東京オリンピック用に開発。通常はクロノグラフ秒針のゼロ復帰に用いられるハートカムを、独自のアイディアでてんぷの軸に用いたことによって、スタート時にはてんぷを蹴らずに初速ゼロでスタートし、ストップ時にもでんぷが必ずある一定の位置で止まるため、計測のたびに出る個体の誤差をなくした画期的な機械式のストップウオッチ。スプリットセコンド機能付なので、2つの経過タイムの同時測定も可能。

名称 1/5秒計 積算式ストップウオッチ
時期/時代 1964(昭和39)年
エピソード 目盛りの間に針がきた場合には、自動的に数値を四捨五入して、必ず目盛りの真上に針が止まるようにすることで、機械の個体差や使用する人の計測による個人差もなくしたので、より正確な計測が可能になった。