江戸時代後期
二挺天符目覚付袴腰櫓時計
動力は錘で、昼用・夜用の二つのテンプ(二挺天符)が明け六(むつ)、暮れ六(むつ)時に自動で切り替わる機構を備える。一挺天符では、一日二回明け六と暮れ六時に、テンプの分銅の位置の掛け替えが必要だったが、この自動切り替え装置によって、テンプ分銅の掛け替えを一年に24回(24節気:1節は約半月)で済むようにした画期的な機構。時打ち機構と目覚しが付いている。
名称 | 二挺天符目覚付袴腰櫓時計 |
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時期/時代 | 江戸時代後期 |
国/地域 | 日本 |
エピソード | 江戸時代の技術・技能の高さは、明治維新以降の急速な産業発展の要因の一つといわれる。 |