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B1極限の時間
1Fはじまりの時間
2F常に時代の一歩先へ
3F自然が伝える時間から人がつくる時間
4F精巧な時間
5Fいろいろな時間
セイコーと時計の歴史
これから、古代から現代にいたる長い歴史のなかで、人類がどういった背景で、暦や時計を作り、それらがどう当時の社会を変えていったのかを読み物でお届けします。時計がもたらした社会への影響を、時代を追って順番にみていきましょう。
時計の誕生
人類は、太陽の光と影の長さから時を知り、時計の原点として、紀元前4000年頃にまず日時計が生れます。
暦の変遷
太陽や月の周期を基に生まれた暦は、人類が生活する上で必要不可欠なものでした。世界の主な暦の移り変わりを見ていきます。
機械式時計がもたらしたもの
機械式時計の誕生によって、西洋では不定時法から定時法への大転換が起こり、その後、時間は価値となり、時間意識の革命が起こります。
大航海時代とマリンクロノメーター
大航海時代に入っても長らく、名だたる科学者達が挑戦しても、船上で正確な経度を知るマリンクロノメーターは出来ませんでした。
イギリス時計産業と産業革命
量産に適した時計機構の開発や製造の分業化がイギリスでいち早く始まり、イギリスの時計産業が産業革命を切り拓いていきます。
スイス時計産業の発展
16世紀末フランスでの宗教弾圧から、スイスに逃れた時計職人によって始まったスイスの時計産業の、19世紀に渡る発展を辿ります。
江戸時代の暮らしと時間
不定時法の和時計で暮らしていた江戸時代の農民や庶民は、どういった時間の管理をしていたのか、城下町や地方にあった時の鐘と供に探ります。
精工舎を中心とした日本時計産業の発展
日本では、改暦以降明治初期には各地に時計師が現れて、次第に時計商工業が興隆していきます。その後の時計産業の発展を見ていきましょう。
アメリカ時計産業と鉄道時計
アメリカでは、1891年の鉄道事故キプトンの悲劇をきっかけに、精度を向上させ大量生産の時計産業が花開きます。
腕時計の誕生から発展
第一次世界大戦は、腕時計が世界的に普及する大きなきっかけです。また、二度の世界大戦は、その後の時計の技術を進化させる上で、貴重な基礎技術を生み出します。
クオーツショックとスイス時計の復興
クオーツショックにより、スイス時計業界は大きな打撃を受けますが、その後のスイス時計産業は巻き返しを図ります。
原子時計最前線
他の最先端研究の一歩先を行く先導役として、超高精度な原子時計の研究開発が進んでいます。現時点での変化と今後の見通しについてお伝えします。
和時計とは
和時計とは、江戸時代に日本で製作された機械時計です。この和時計はヨーロッパから伝来した機械時計を模倣し、当時の日本の時刻制度”不定時法”に合わせて製作された独特の時計です。
不定時法の説明
一日の長さを等分に分割する時刻制度を「定時法」と呼び、現在は24等分した方法が世界中で使われています。 これに対して、一日を昼と夜に分けそれぞれを等分するやり方を「不定時法」といいます。
主な和時計の種類
いずれの時計もセイコーミュージアムの展示・収蔵品です。