「場所を選ばない砂時計」

砂時計
砂時計

砂時計は揺れや温度などの環境の変化に強いため、航海の歴史の中で重要な役割を果たし、何世紀もの間、海上での時間計測の手段として使用されました。

コロンブス(1451頃-1506)やマゼラン(1480頃-1521)は多数の砂時計を携行したと伝えられ、マゼランは18個の砂時計を使用したと航海日誌に記述があります。また砂時計は音が静かなため、教会の説教壇用にも広く使われていました。日本には16世紀の中頃にヨーロッパから伝わったと言われています。

砂時計の誕生については、8世紀に考案されたという説もありますが、遅くとも1300年代に描かれたフレスコ画で砂時計の存在が確認できます。

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